バラの実験(2004年9月)
「バラの花 幾らですか?」
「菊の花 幾らですか?」
と尋ねて、花を見ないで
「あんたのところは高いね」
と言って帰る方がいます。

バラといっても沢山の種類があり
細くて短い(一般的に安い)花もあれば
太くて長い立派な花もあります。
とは、いっても、私も
数年前までは、2級品とよばれる
花を忘れていました。



今回は、前回実験した細くて短い2級品では無く、通常仕入れる(上の画像中央)
バラを予定していましたが、手違いでまた情けないバラとなり、実験する価値が無
いと放置してありました。

9月22日入荷 最高気温28℃ (店内の温度)
9月23日    最高気温27℃
9月24日    最高気温26℃



9月25日(4日目・最高気温27℃)
実験を中止しようかと見ると、ほとんどの花が咲いて,しおれ気味でした。
唯一強酸性電解液+活力剤がしっかり水が上がっていました。
EMBシート包みは、包まなかったので下がり気味です。
EMBシートで包んで水が上がったら面白そうなので続行する事にしました。
※水道水の水交換と、花が見やすいように段を付けて縛り茎を切り揃えました。
 EMBシート包みは、撮影後包みました。



9月26日(5日目・最高気温21℃)
1.強酸性電解液+活力剤が一番元気です。
2.EMBシート包みは、水が上がって元気になりました。
3.水道水+活力剤3番目に元気です。



9月27日(6日目・最高気温19℃)
全滅 33444 45555
45555 32222 33445
強酸性電解液+活力剤が花の色と咲き方が綺麗で、葉も綺麗に見えます。
EMB包みは、花と葉がシートで圧迫されて咲けなかったようです。

数字は、花の元気さの目安です。中心の一番長い花から右回り。
見た目では無く、花の鮮度を私の基準で判断しました。
5、非常に良い 3、もう直ぐ悪くなる 1、終わり



9月28日(7日目・最高気温22℃)
復活せず 33444 45455
35535 22222 33445
一週間目なので、全部の水交換と切り戻しをしました。
水の下がった水道水の花を、3本強酸性電解液 2本をEMBシートに一晩移動して
みました.が、復活しませんでした。
以前の実験では、水の中に寝せると30%位は戻りました。

撮影後、水道水の花は強酸性電解液の原液+活力剤に入れてみました。




9月29日(8日目・最高気温19℃)
11111 33434
04444 22322 11344
一日包みの器に水を入れ忘れる。(約24時間水無しでした。)

水道水の花は、復活しませんでした。
EMBシート半日包みの中央の花は、触ったら散ってしまいました。(カビのようです。)



9月30日(9日目・最高気温25℃)
33434
04444 23044
水道水の画像は、29日のものです。(来客の為撮り忘れたようです。)
半日包み、包み忘れたのに気が付く。(前日、忙しくなり忘れました。)



10月1日(10日目・最高気温27℃)
13333
03323 11022
花が咲いているものは、触ると散りそうなので、ほぼ終わりです。



10月2日(11日目)
111111
01121 11012
またEMB半日包みを包み忘れましたが、評価2は3に近い2です。



左側、強酸性電解液+活力剤
右側、水道水+活力剤+EMBシート(18時〜9時包み)
最後に残ったまだ花の形のある2輪です。
左側は日当たりが良く、1日早く終ったという印象です。



環境
EMBシート包み以外は、ガラス越しの日当たりの良い所。
@ 水道水 一日おきに水の交換
A 水道水+活力剤 活力剤は全て50倍希釈のもの
B 水道水+活力剤 EMBポリエチレンシートで1日中包む
C 水道水+活力剤 EMBポリエチレンシートで毎日18時〜9時まで包む
D 水道水+漂白剤 市販の漂白剤を薄めて使用
E 強酸性電解液

活力剤
強酸性電解液(パージウォーター)を水道水で5倍に薄め
活力剤を加えたもの


今回分かった事
強酸性電解液は、活力剤と併用する事でEMBと同等か以上の働きをする。
(スタンド花を大量に扱う方には、お薦めです。)
EMBシートに包むのは、夜の間だけでも効果はあるようだ。
反省
EMBシート包みを日陰に置いたのは間違いだった。
次回は、一流ブランド?のバラで実験したいですね〜。

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